２１、新たなる敵！

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なんやかんやと、他の女の影がちらつく、この男！毎回何処かへ出かけるたびに、不振な行動を目にする私。

ある日の夏、海水浴に出かけようと、私に彼、彼のルームメイトとその彼女（フィリピン人）との４人でトロピカルビーチに出かけることになった。

私たち女は水着を着て、準備万端！久しぶりに海に行くのでわくわくしてました。

でも、そのビーチでの駐車場につき、荷物を車から出してるとき、彼がそそくさと身を隠すようなしぐさをしたので、私は、また元カノでも登場したのか？！と思ったら、どうやら一台の軽自動車の女２人組みから隠れようとしている様子・・・・・。

私は彼に、どうしたのかと聞いてみるも、別に何もないとの返答のみ。私も気のせいかと流そうとした時！彼のルームメイトからの一言が私の耳についた。

「アイツ来てるんちゃう？ヤバイな～。アイツのことやし、何か言ってくるんちゃうか？」

私・・・・・ん？アイツって誰や？あの軽自動車の女のどっちかのことか？そしたら彼が。

「お～そやな、アイツはあかん！もうトラブルになるのはゴメンやわ！！さっさと行こう」

と、確かに言ったはず！私にはそう聞こえた！！だから、真相をつきとめようとアホ男に聞いてみた。

「ちょっと！アイツって誰よ？！私といるのみつかって、トラブルになるような誰かがいるわけ？？」

「何のことを言ってんの？俺はそんなこと言ってないで！なんかの聞き間違いやろ？」

私の英語力がないことでごまかされた。このときは、ほんとに今以上に英語ができずに、まんまとヤラレタって感じです・・・・。今やったらごまかしてもごまかされへんで～！！

が！この日の夜、ごまかしきれへん状況に追い込まれることになった。

ご飯も食べ、二人で部屋でくつろぎながらテレビを見ていたら、一本の電話が入った。携帯なのでよく声がもれていて、相手の声で女か男かぐらいの区別はつく。相手はもちろん女だった。

「なんやねん？かけてくんな。今は話せへんから切るぞ」

「今日、ビーチに来てた女、あれ誰？」

この会話だけ、私の耳で聞き取れた会話だった。一方的に電話を切ってしまって、ろくに話もせずに切ってしまったアホ男。すかさず私は

「誰やねん？！女やったよな今の電話。誰から？」

「お前の知らん仕事仲間の女や！なんか今日海行ったとき見かけたらしくて電話してきたみたい」

ふーーーーーーーん（不信感いっぱいのふーん）。

でも、仕事のと言われたらそれ以上突っ込む証拠もないため、この日はこれにて終了。ここからがこの電話の相手からの挑戦状を受け取ることになる。

元カノの存在なんて、この日からどうでもよくなっていくのでありました。